社会のクズの云っていることなど,耳を貸す必要もない。
バーナー氏がファイル共有ソフトで共有しているファイルは,54GBにもなっている。そして気前よくファイルを配っている。こうした行為は近所付き合いのようなものだという。「お隣さんから工具を借りたって,そのメーカーの売り上げをくすねることにはならないでしょう?」。
「神」の話ということで神話でしょうか。笑った(^_^。それはさておき,こういう人たちのおかげで音楽業界は頭悪く売り上げが下がったと云っているが,果たしてそれは信じるにたるものだろうか。私が毎月読んでいる雑誌に『本の雑誌』という雑誌があるが,そこに出てくる人たち(出版社,取次,本屋の人たち)が「本が売れなくなった」「出版不況だ」「このままぢゃまずい」というのを毎号どこかで必ず云っているのが気になる。そう,書籍も96年以降,年々売り上げは激減しており,かなり地を這う状況となっている。雑誌も状況は同じで,あっさり廃刊になる雑誌が多いのはそんな状況も一因だろう(参考:出版労連のページ)。今のところ,ファイル共有とは無縁の出版界でさえ,これだ。
本と音楽CDを一緒くたにするつもりはないが,そんななかで音楽が順調に売り上げを伸ばしていたら異常で,売り上げが落ちて当たり前だ。さらには音楽業界はネットなどへの新しい動きもてんでみせられず,マーケティングとしてもたいしたトピックもつくれない無能ぶりを繰り返し,いったいどこに売り上げが伸びる状況があったのやら。つまりは音楽業界の云っていることは口からデマカセ,カケラも信じる必要はない。さらには,今回のコピープロテクトCDの発売で信用までも失った。もう,彼らになにか期待しても無駄なのだ。同情も憐れみも必要ない。社会のクズはゴミ箱に捨てよう。
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